溢れていく雑貨たちの魅力を探りましょう。情報の氾濫という言葉が使われてすでに長い時が経ちますが、私たちにはお馴染みの雑貨たちの間では、モノと情報が入り乱れる形でけっこう規模の大きな混乱が見られます。このような傾向に染まる市場で何をどう購入するかは、単に満足感の寡多という要因のみで語られるべきものではありません。私たちの雑貨への態度は、私たちの現代社会そのものへの取り組み方の表れとさえいえるのです。
雑貨に対する適切な見方を養うことで、現代社会を透視しようというのは幾分大袈裟な云い方かもしれませんが、それによってその一端は透かし彫りのように浮き上がるでしょう。まず、雑貨市場の背景を考慮しながら、雑貨とのふさわしいつき合い方を見定めていきましょう。そうすることで、雑貨の真の魅力が垣間見られもするでしょうし、雑貨的世界を生み出した今日の世の中に歩み寄ることもできるでしょう。それは取りも直さず、広く行き渡っている雑貨たちを再評価し、その本質を理解するための大切な機会となることでしょう。